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導入事例③ 株式会社大気社 様

2次元から3次元へ 作図とCGの双方向連動でアジアにおける生産性を向上

[2014年1月27日掲載]


「エネルギー・空気・水にかかわるエンジニアリング企業」として次世代を見据えた環境技術を世界に提供されている株式会社大気社様(以下、大気社様)。国内で培ってきた3次元建築設備CADの運用と品質をアジア地域に導入すべく、富士通システムズ・ウエスト(以下、FWEST)の「FUJITSU 製造業ソリューション 建築設備CAD CADEWA Real(以下、建築設備CAD CADEWA Real)」をグローバル展開。設計、施工作業の効率化を実現されました。

【課題と効果】

導入前の課題 導入後の効果
アジア地域の設計は平面図と断面図の2次元が主流。  「建築設備CAD CADEWA Real」をグローバル展開し、3次元CADによる設計を導入。 
施工時の不具合が散見された。 作業の品質と効率を改善。
作図のみのツールとしてCADを用いている。 BIM化データ*、CAD/CAM連携により設計時に登録した情報を他の業務にも活用できる環境を構築。

*BIM:Building Information Modelingの略称

海外へとシフトするフィールドへ国内で培った技術を展開する


環境システム事業部
技術統括部 作図室長
兼東京支社統括技術部 作図室長
橘 正章 様

オフィスビル・学校・病院・ホテル・劇場などさまざまな分野の施設の中で人が快適に暮らすための空調・衛生設備工事や、製造過程で高清浄が要求される生産工場や研究施設のクリーンルームなどの空調設備工事を手がける大気社様。業界でもいち早くグローバルへと事業を展開され、現在では海外での売上高が全体の6割へと達しています。とくに近年は、日系企業のグローバル進出に伴いアジア地域などの設備工事も増加していました。しかし、アジアではいまだに汎用CADで作成した平面図と断面図という2次元の図面による設計と施工が殆どで、2つの図面から完成像をイメージすることは難しく、施工して初めて「通気口の連結部にズレがある」、「壁からの突起物があるため、図面どおりにパイプを通せない」などの問題がわかり、想定外の作業や手戻りが生じることがありました。こうした問題を解消すべく、大気社様は国内で使用されている「建築設備CAD CADEWA Real」のユーザーインターフェースを英語化し、アジア地域に導入することで、国内レベルと同等の作業効率と品質の実現を目指しました。

リアルタイム3次元で見える化を実現海外拠点で品質と効率の向上も目指す


環境システム事業部
企画部 企画室
角井 誠 様

国内では2003年に「CADEWA Evolution」でリアルタイム3次元CADの環境を全社に展開された大気社様。2009年には2次元の図面と3次元CGの双方向から設計内容を確認・変更ができる「建築設備CAD CADEWA Real」へと進化し、変更の多い現場でも意匠、構造、設備の各部門で効率的な作業が可能となりました。さらに3次元で描かれた完成図はお客様向けのプレゼン資料や作業者への具体的指示書など作図以外の分野でも活用され、業務の品質を向上させました。こうした国内の環境と品質をアジア地域にも展開すべく建築設備CAD CADEWA Realの英語化と、現地への導入プロジェクトが始まりました。「2012年から2013年にかけて年2回、8カ国での教育を実施しました。技術者にとって使い慣れた汎用CADからの脱却はなかなか難しいもの。実際に英語化された建築設備CAD CADEWA Realで設計させることによって、3次元による作業効率とメリットを体感してもらうことが1番の近道でした」と海外担当の角井誠様は語ります。

CADEWAに登録されたデータを活用し全ての工程のコアツールを目指す


実車風洞設備

「CADEWAの情報連携という機能にも可能性を感じています」と語る作図室長の橘正章様。建築設備専用CADのなかでもCADEWAにしかない「ダクト製作オプション」は、CAD/CAM連携により設計データからダクトの展開図を自動作成し、材料の鋼板を切断する工場へと提供されます。また設計データに使用された部品、部材の情報を利用し、採番号を一覧化することで、発注業務、納品業務向けの情報として作業の効率化を実現します。設計・施工に関する全ての情報をCADEWAに登録し、さまざまな用途に応じた見せ方で情報提供・情報共有することにより、CADEWAはより広い業務の効率化を実現するコアツールへと進化します。

FWESTでは大気社様向けに開発した英語版をベースにアジア地域(タイ・ベトナム)で使用されている部材を追加し、「FUJITSU Manufacturing Industry Solution
Building Facilities CAD CADEWA Real English Edition Version1.0」として製品化しました。

「大気社様との定例会では、いつも多くのご要望をいただいています。CADEWAを中心に設計から製造全体へと展開していく構想は、CADEWAの将来に向けた期待でもあると感じています」とFWESTの福田桂大。「いま海外のフィールドでCADEWAにしかできないことを教えていただいたのもお客様から。我々が海外へと展開する背中を押していただきました」とFWESTの岡部師明。日本で培った品質と効率を海外へ。設計からはじまる情報をすべての業務へ。FWESTはエンジニアリング事業のさらなる展開をサポートしてまいります。

株式会社大気社様の皆様と富士通システムズ・ウエスト プロジェクトメンバー

システム概要図

Building Facilities CADEWA Real English Edition Version 1.0イメージ

お客様概要

名称 株式会社大気社 様
設立 1913(大正2)年
所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
代表者 代表取締役社長 上山 悟
従業員数 個別:1,413名、連結:4,892名(2013年3月末現在)
事業内容 空調設備、換気設備、冷凍設備、給排水・衛生設備、 
クリーンルーム、地域冷暖房施設、電気・計装設備、 
塗装プラント等の設計・施工・監理および関連機器の 
製造・加工造・販売・輸出入
URL 株式会社大気社様Webサイト

関連情報

ご紹介した商品
建築設備CAD CADEWA Real

お問い合せ先

株式会社富士通システムズ・ウエスト
グローバルビジネス本部 生産ソリューション事業部 CADソリューション部
電話: 03-6424-9373(東京)、089-945-6338(松山)

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。